イライラを人にぶつける前に
怒りが溢れてしまう・・・。
人は感情の生き物として知られています。どんなに理性的な判断をしていると思っていても、最初は感情から始まっています。
この時計カッコいいな、から始まり、そう言えば、壊れてきたし、とか、スペアを持つことで長めに使えるようになるな、とかです・・・。
カッコいい(感情)から入り、理性でそれらしい理由をつけています。
理屈ではない、感情です!!
感情は環境によっても生まれます。
普段は善人と呼べるほど、達観していたりする人も、環境によっては別人のように冷酷になったりします。
スタンフォード監獄実験:心理学者フィリップ・ジンバルドー
没個性という状況は、相手に痛みを与えることに対して何ら抵抗を示さなくなる。
そこまで劣悪ではないにしろ、今環境が変わってきています。少なくとも今までと違う環境であることは確かです。
感情は社会に伝染する
環境の変化による人間の対応の変化でイライラしている方も多くいると思います。コロナ離婚なんて言葉も出てきましたし。
そして、そのイライラが伝染して、生活環境まで過ごしにくくなる、そんなこともありますよね。感情は伝染するものです。
知識としてだけでも、知っておいてください。
この感情の伝染は、ミラーニューロンと呼ばれる細胞によるものです。
細胞によるものなので、感情は強弱はあれど、相手の感情は移ってしまいます。
産婦人科で1人の赤ちゃんが泣くと、つられて、みんな泣くみたいなのもこれです。
1人の赤ちゃんが不安を感じ、泣き始めると、不安の感情が伝染するということ。
怒りも喜びも伝染します。
イライラする・・・
冒頭にも書きましたが、イライラして怒りが溢れることも多くあります。その前にやって欲しいことが1つあるので、本日はそれをお伝えします。
それは、、、
イラついたことを書き、イラつき度数をつける
というものです。
こんな感じです。
・ご飯を作ったのに文句を言われた。(6点)
・自分は口だけで何も行動しない。(7点)
・疲れているという自己主張だけで、自分を正当化している(5点)
などなど。
これはアンガーログというもので、怒りを点数化することで次第に怒りが収束するというやり方です。
私はこれをやっていましたが、怒りという感情に対して、少なくとも反射的に対応するということは少なくなりました。
しかし、とても面倒でした・・・。
ですので、途中から怒りを感じたことだけを、思いっきり紙に書いて、捨てるという作業に切り替えました。
それだけでも、「書く」という行動に怒りをぶつけることが出来ましたので、冷静に物事を捉えることが出来ます。
大事なこと
怒りをぶつけても相手はもっと大きい怒りでこちらのことを「いいなり」にしようとします。それは賢明な判断ではありません。
後で書いてやる・・・。
みたいな、流れができると、怒りの連鎖は少なくなります。
大切な笑顔を守るために・・・。
私たちが、大人になりませんか?
どこまで考えるの?
最近ミスコミュニケーションをしました。ついつい相手の行動に対して「反応」してしまったのです。
ここでのミスコミュニケーションとは、こちらの意図が正確に伝わらなかったり、感情的な会話となり、その後の関係性が良くないようにいったりすることにします。
物事には「刺激」「反応」の間に隙間があり、その隙間には「思考」が入っているものです。
分かりやすく言うならば
1.イラッとする(刺激)
2.叩く、文句を言う(反応)
というものが、刺激と反応の関係性であり、
1.イラッとする(刺激)
2.適切な対処を考える(思考)
3.発展性がある問いをする(対応)
が、より良い刺激に対しての反応、ではなく、対応と言われています。
分かってはいるものの、私たちは感情的な生き物。
ついつい反応しちゃいます。
そこで、今回のミスコミュニケーションの反省点としては、相手に反応するのではなく、自分の何がイラッとして、何がそう感じさせたのか、という思考のベクトルを常に相手から私に移動させることにしようと決めました。
要するに「なんでこの人こんなコト言うんや!?」から
「なんで私はこんな気分なんや!?」にシフトしようと思ったのです。
そうする思考の癖をつけておけば、私の反応の仕方を選べるのではないか、そして、対応がまだ上手にできるのではないか、と考えたのです!
常に、思考は「私軸」
そうすることによって、私の対応を変えられ、相手の対応も違ったものにできるのです!
P.S.
長くこじらせても良くなかったので、共通の敵(今はコロナ)がいるため、私たちが揉めている場合ではない、という理由付けで、関係性はすぐに改善しました。
めでたし、めでたし。
鬱陶しい「価値観」
「価値観が大事」
・・・聞き飽きたし、言い飽きたわ!
ってことで、また言いに来ました。
人間関係で大切なこと。それは、、、
相手の価値観を知り、理解すること。
・・・じゃ、価値観ってなんやねん。
ってことなんですけど、楽しさとか効率とか真面目とか成長とか漠然としたものです。
では、この漠然とした価値観がなんで大切かというと、人はその「価値観」を基に行動しているからです。
で、行動すると何が手に入りますか?
結果です
結果が手に入ると、人は価値観が満たされたか確認します。満たされていなければ、もしかすると、その行動を2度ととることはなく、行動すらも起こさなくなるようになります。
これは人に限ったものだけではなく、実は組織にも当てはまります。
組織の価値観ですね。
いわば企業理念です。
人と企業の価値観が違うと遅かれ早かれ瓦解します。
価値観が違うんで。
「給与」という外的報酬、外的動機付けがある以上、ぽーーーんと人が辞めていくということはすぐにはおきませんが、長期的視野でみると、続きません。
なので「価値観」がどんな場面においても大事という事です。
ですが、言い飽きましたし、聞き飽きました。
なので、最近は好きなこと聞いて、それのどこが好きなん?
くらいの質問しかしてません。
大体の価値観が分かれば、あとは推測していき、話を進めていきます。
もし「価値観」が大事、ということをあなたが知っており、かつ、聞き飽きたということであれば「価値観を理解する方法」も知って、かつ、実践しておかないと、また、言われ続けてしまいますよ(笑)
しかし、言っている方も、そんな仕組みをもっていないのが現実ですけどね。
あるものはあるのが普通?
春から新一年生の子どもがいます。
通学路の確認をしている途中に小さい川みたいなのがあって、
「落ちたら危ないな」
と思っている今日この頃。
ここで対策を取るというのが言って聞かせるというのと、
私が見ている時に川の恐ろしさを体験するというのと、
川の恐ろしさが伝わるような動画を見せるのと、
3パターンあります。
上から聴覚、体感覚、視覚に訴えるやり方ですね。
でも、好奇心には勝てないようで、ちょいちょい寄り道をしてしまいます。
困った困った。
そういえば、川に住む魚って自分たちが川に住んでいることを知らないんですね。
・・・たぶん。
話せないから分からないけどたぶん知りません。
それ(水の流れ)があって、当たり前。
だから生きていける。
それ(水の流れ)がなくなって、当たり前ではないと気付き、死んでいく。
ま、気付くかどうかも話せないので分かりませんけど、たぶんそんな感じ。
私たちも当たり前になり過ぎて、気付かないものがたくさんあります。
日々、当たり前のように享受しているものを見つけて、書いておいたりすると、
なくなったときに慌てる必要はないものではないでしょうか。
あなたにとってなにが、普通で当たり前?
常識はいとも簡単に崩壊します。
せっせ、せっせと準備、準備。
早朝の習慣
こころと言葉では常に最新、あるいは普遍的な心理学を学び、お伝えするため、朝早くから様々な本を読み進めています。
中には今では手に入りにくい絶版となっているもの、高価すぎてあまり買われないようなもの、海外の研究データなど。
それらを各カテゴリーごとに区分し、実生活の悩みや要望に結び付け、少しでも人の「こころ」や「思考」を良い風に変化することを考えています。
ここでいう「良い風(よいふう)」とは世間でいうところの○○障害や○○病、精神疾患そのものではなくて、本人がそれで悩んでいる、または改善したいと思っているものを悩みがない状態(前向きに受け入れている)、望んだ形になっている、ことを指します。
何事もプラス、マイナスは私たち自身が決めることであり、第三者が「つらいね」と断定することは意味が違ってくるのです。
つまり、私たち自身が「良い」と思えば、一般的な環境で「悪い」と言われていることでさえも「良い」ということになります。
※もちろん公序良俗に反しない限り
そんなこんなで、ブログ投稿してみました。